コロナ、コロナの今般に なるべく音楽の話題を振りたいと思います。
さて、私のグループでは一昨年亡くなった大中恩先生の 「美しい朝」という曲を
課題の一つにしています。
大中恩 ときいて分からない人は、
一般常識として、どうかと思いますが、”さっちゃん”の作曲家です
その父君は、椰子の実 で有名です。
この曲、歌詞と、ぱっと聞いた音楽が、すっといいな~とおもったし、
初心者にもギリ取り組めると判断したから、
取り扱い始めたのですが、楽譜を見れば見るほど面白い!
これを作ったのが80代後半なのだけど、全然そうは思えない、、、
うお~~~そういうアイデイアかと
楽譜をみているだけで、元気が出る楽譜は初めて見た(笑)
曲は、”美しい朝” という詩に支配されるというか、作詞者は、”朝” のすばらしさを詩にして、生きる事の素晴らしさを詩に表したのだと想像しますが、その中の、”祈り” という言葉、私は、何の縁もなかったけれど、大中先生は、キリスト教徒であったこともありここにスポットをあてて曲を作っている(とおもう)。
たとえばすぐに見つけられるアイディアとして、
そう長くない曲において、Ddur に始まった曲はAdurで自然に終わっていくのだ。
もうこの時点で なんて柔らかくて、新鮮な思考なんだろうと思う🎵
だれですか?Ddur から Adur になる意味が分からないのは?
アーメン終止と言われる、古典的な和音進行です。こんなにさりげなく
転調で使うなんて、楽譜が多少なりわかる人にとっては面白すぎるアイディアです。
これが分からないのは、もしかしたら人生損しているかもしれません(笑)
というのをはじめとして、
8小節単位で、様々なアイディアがちりばめられています。
近年のジェイポップ寄りの流行りから考えると、この曲の合唱曲としての評価は分かれるかもしれないけど、
この曲、、、、、だけをみても、
うわ==== この先生 すごいって思った(笑)
コロナで不安な人ほど、この曲を一回聞いたらいいかと思います。
詩も、曲も、今みたいな特殊な非常時にこそ
先人が残したというか、すべての人に共通するであろう、
”生き方”へのアドバイスが込められたが曲な気がします。。
下記演奏は、ご本人の指揮にて、共に長年歌われてた合唱グループの演奏