上島竜兵さんを番組で診察した医師が「うつの8割は首の治療で改善する」と語るワケ
こんな記事を見かけました
そこで検索してみると、細野クリニックというクリニックのホームページに下記の様に書いてありました、。
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「首こり」状態が慢性的に続くことで症状が現れると考えられています。
主な症状は、首の痛みや重さ、頭痛、めまい、吐き気や食欲不振などの胃腸障害、そのほか自律神経に関係する症状などで、軽度な方ですと、慢性的なだるさや倦怠感、「何となくやる気がでない」といった症状も考えられます。
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合唱や声楽の発声の基本は、いかに顔と首の力を抜いて、より響く声を出すか?という訓練とも言えます。
その方法として、背中の筋肉やお腹の筋肉と、呼吸に意識を集中させつつ、幾つかの簡単なストレッチを継続していく事で、首を力まないようにして、より響く声を目指します。
具体的な方法や教え方は、先生によって、差がありますので、この辺は、演奏家としての能力の差ではなく、指導法の能力の差であるので、良い先生から、良い生徒が生まれるとは限らない原因にもなります。
感覚として誤解が生まれやすいのですが
世界的に有名な歌手が、オペラなどで、厳しい顔をして歌ってたとしても、
それは意図的にそうしているのであって、一般の方が考える様な力の入り方をしている訳ではありません。
私の元へも、うつ病で通院されている方が、ボイトレとかもいいよ!と、クリニックで勧められて、習ってみようと思いました、という方に何人かレッスンをした事があります。
不思議なもので、心身ともに健康な方に初めてレッスンをするのと、
うつ病の通院のある方に初めてレッスンするのでは、
うつ病での通院のある方は、圧倒的に首に力を入れて声を出そうとする方ばかりでした。
発声のレッスンを継続する中で、
薬に頼らなくても大丈夫になって来たという方の感想としては、
声や響きの違いを認識した頃の感想として
・首の力が抜けるようになった
・整体の先生から、横隔膜周辺が柔らかくなりましたねと言われた
・肩こりへ効果がある方法として、深呼吸の大切さを意識するようになった
もちろん、まったく声の響きも改善しないし、うつ病も改善せずに辞めてしまった方もいますが、私の印象としては、そもそも声を出す事に何らかのトラウマや、抵抗がありすぎる方は、どうしても力んでしまうように感じています。
逆に、まったく声が出ないから、習ってみるという心の健康な方の場合は、
まず力を入れるという事に慣れないと声がでませんが、
健康な方が、声が出るようになるのと
うつ病の方が、声が出るよになって、うつ病が改善を自認するのとは
同じ確率くらいな印象です
合唱団フェリーチェの活動では、参加者が、その方法を持続的にできるモチベーションを保てるかは別としても、常に発声練習や指導には重きを置いているので、参加者によっては良い方向の感想をいただく事も多くありますが、、、
くびのコリの改善でうつの8割が改善するのであれば、
そもそも、うつの8割は、声楽訓練で改善するといって過言ではないと思います
人間の心と体の健康のバランスとは、自分自身でも分からない程
未知なものが多いですね