皆さんは、自分の声帯が、どんな感じか見たことがありますか?
声楽家は、ほとんどの人は、自分の声帯の写真を撮ったり、動きを見たことが一度はありますが、そうではない一般の方は、一生見ないけど、もっともよく使っている自分の体が声帯かもしれません。
声帯は、こんな風に動きます。
このひだひだの動きは、直接的にコントロールすることができませんが、
周囲や、排出される息の流れはコントロールすることができます。
おなかや背中、顔の筋肉の動かし方のイメージと直結します。
ちなみに、声がれやは、様々な原因がありますが
喉が傷つくという場合は、のどの粘膜の血管が出血していたり、充血している事があります。
風邪で、咳が出ている場合はまさしくその状態
このひだひだに、痰がついていたり、いぼのような(結節や、ポリープ)物があって、
かすれてしまう事もあります。
声楽のアプローチでできる事は、
最も、効率的にこの声帯を動かす事を目的としているように思います。
例えば、やみくもに走っていては、ひざや筋を壊したり
なんの知識もなくボールを投げ続けていては、ヒジをおかしくしてしまいます。、。
もちろん、50メートル走ったくらい、
一日に10球ボールを投げるくらい・・であれば、問題はないですが、
声は、日々使うものなので、
声が出にくくなっている状態の方や、よりいっそう美しい声を出したい方は、
声楽的なアプローチで体を動かせば、この声帯を効率的に動かせますし、、
傷つきにくくなったり、傷が治りやすくなったりする環境を作る事ができます。
声帯のための学びの手段は、歌を学ぶという事が唯一かもしれません。
”病的”な異常がある場合は、医師の治療が必要です。
誰もが持っているけど、意識する事のない声帯
歌う芸術の奥深さは、この声帯の動きの神秘そのものではないでしょうか♪